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2006年5月 2日 (火)

金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 角川書店

横溝正史が生んだ名探偵・金田一耕助をテーマにした短編小説集なのだが執筆者のメンツがすごい。
京極夏彦、赤川次郎、栗本薫、有栖川有栖等がそろぞれの持ち味を使って金田一耕助を題材にした小説を書いている。
 京極夏彦の小説「無題」では、京極堂シリーズの登場人物・関口巽ととある人物の出会いが描かれている。
 作中人物がひとつのテーマを延々と語り、読者をひきつけていく京極節はこの小説でも健在だ。難しい漢字にはルビがふられていてちょっとした漢字の勉強にもなる。
 夢中になって読んだのだが、最後の行を読んでがっくりときた。この本の為の書下ろしではなく京極堂シリーズからの抜粋だったのだ。京極先生には書き下ろしで書いてもらいたかった。せっかくの題材なのだから。
 後は北森鴻の「ナマ猫亭事件」が面白かった。ここに出てくる探偵は近田一耕助という名前で、金田一シリーズを徹底的にパロディにしている。しかもこの近田一はスキンヘッドで、頭をなめし皮で磨くのがクセというインパクトのある探偵になっている。 

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